2020公開‼大倉忠義さん、成田凌さん主演、行定勲監督の
水城せとな先生の漫画『窮鼠はチーズの夢を見る/俎上の鯉は二度跳ねる』は、
かなり重厚で、人間感情が掘り下げられている、ドッロドロのBL漫画で読み応えあり‼(゚∇^d) グッ!
目次
『窮鼠はチーズの夢を見る』ネタバレ
黒猫の冷えた指先
この章では、恭一の大学時代の元カノ・夏生が登場‼
夏生は今ヶ瀬が最もライバル視する相手‼
その日の朝、“女体化”した今ヶ瀬とヤル夢を見て、今ヶ瀬のチン〇ンを弄ってしまう恭一!
自分じゃ無意識だったけれども、自分がかなり今ヶ瀬の“毒気”に充てられていると感じている。
元カノ・夏生との偶然再会
偶然大学時代の元カノ・夏生に再会し、サークルでよく利用していたなじみの店で食事をする恭一。
お互いの近況報告や大学時代のことを話すも、恭一は、今ヶ瀬と半ば同居しているという、
今の状態を夏生に告げられるはずもなかった。
今ヶ瀬、元カレを連れて登場‼ダブルブッキング⁉
そこに偶然にも、今ヶ瀬が元カレを連れて現れて、相席することになる。
恭一は、今ヶ瀬の元カレのねちっこい嫌味や、自分と今ヶ瀬とのいきさつに、神経を逆なでさせられる。
一方で、今ヶ瀬は、夏生に「恭一とヨリを戻すつもりなのか――」と、探りを入れる。
そしてさりげなく取り出した、曰くつきの“黒猫のライター”で、クギをさす。
今ヶ瀬と夏生が何を話しているのか、気が気ではない恭一。
今ヶ瀬の元カレに「あいつのこと好きじゃないなら、ハッキリとフッてやってください」と言われる。
元カレは、今ヶ瀬とヨリを戻す気でいた。
元カレの「あいつとは“心もあカラダ”の相性がいいから」と言う言葉に、動揺する恭一。
トイレで今ヶ瀬の手コキで勃起させられててしまう恭一
恭一と今ヶ瀬は一緒にトイレタイムを取って、そこでお互いをなじりあい、
今ヶ瀬は強引に恭一の唇を奪い、ジッパーを降ろして恭一のモノを愛撫し始めた。
「あなた以外の男に興味はない」「あなたにしか感じない」
恭一に欲しかった言葉をくれる今ヶ瀬。
恭一は、今ヶ瀬があの男とどんなセックスをしたのかを考えて、勃起してしまう。
けれども、今ヶ瀬に「嫉妬心の媚薬効果ってすごいな」と見透かされたように言われ、
それに抗うように、今ヶ瀬をはねつける。
「誰が嫉妬なんかするか!」お前とあいつは「お仲間」で、
「俺とは違う世界の人間」だと言って、今ヶ瀬を傷つけてしまう。
“黒猫のライター”は「情念」の証
今ヶ瀬と元カレは先に店を出たが、恭一はムカムカが収まらない。
夏生は今ヶ瀬が持っていた“黒猫のライター”の由来を覚えていたが、恭一はすっかり忘れていた。
それは恭一が大学時代に、夏生とつき合う前のカノジョから貰ったものだったのだが、
それをいつまでも使っていることに、夏生が怒ったのだ。
デリカシーがないと言う夏生に、恭一は「まだ使えるし、もったいないし…」と言うと、今ヶ瀬が
「じゃあ、俺に下さい」というので、今ヶ瀬にあげたものだったのだ。
夏生はそれを今ヶ瀬が未だに持っていることで、今ヶ瀬が恭一のことを今もずっと、好きなのではないかと
「情念」のようなものを感じて、ゾッとすると言うのだ。
恭一と夏生が別れた理由
恭一の「情熱」を感じられなかったから、本当に自分のことを好きではないんだと感じられ、
夏生の方から別れを切り出したのだった。
それに対して恭一は、「ちゃんと好きだった」と言うと、
夏生は、もう少しつき合ってと言って、二人は他の店で飲みなおす。
そこで恭一はヘベレケになるまで飲んでしまい、酔った恭一をマンションに送った夏生。
恭一のマンションのドアを開けたのは今ヶ瀬だった――‼
『窮鼠はチーズの夢を見る』感想
今ヶ瀬の粘着体質が、年季の入ったものだと分かるこの章。
手の届かない人のせめてものの、不用品を欲しいと思う切なさ…。(´_`。)
それ以上に、モノではなく、その時、手渡してくれる恭一の指先にただ、触れたかったという――そこに、
今ヶ瀬の気持ちに泣けてしまいます…。(TmT)ウゥゥ・・・
今ヶ瀬の天敵、夏生もなかなか、いい性格しているな、――と、かなりキツイ性格だと感じました。
水城先生、分かりやすい、“いいコ” “かわいいコ”って、描かないものねェー…。ε-(ーдー)
まとめ
今回は今ヶ瀬の天敵現る‼という感じでしたが、追い詰められているのは恭一かも…。(-_-)ウーム
次回は更に追い詰められて、袋小路に追い詰められた“鼠”の恭一は、選択を迫られます(゚∇^d) グッ!!