水城せとな

映画化漫画『俎上の鯉は二度跳ねる』あらすじネタバレ・感想【先輩の愛人にしてください‼】

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2020年公開大倉忠義さん、成田凌さん主演、行定勲監督の映画は、

 

水城せとなさんの漫画『窮鼠はチーズの夢を見る』と『俎上の鯉は二度跳ねる』を編集したものになるようです。

 

『俎上の鯉は二度跳ねる』『窮鼠はチーズの夢を見る』続編にあたります。

 

前回の「梟」の章で、恭一と今ヶ瀬は遂に別れてしまいました‼

 

恭一は、別れて初めて自分にとって今ヶ瀬は、「恋人」だったのだと認めます。

 

 

 

 

 

『俎上の鯉は二度跳ねる』あらすじ・ネタバレ

 

今ヶ瀬と別れた後、たまきと付き合い始めた恭一

 

今ヶ瀬とのことは総て過去のことになりつつあった。

 

たまきにどういう人だったのか、何故終わってしまったのかを聞かれると、

 

「粘着質で、嫉妬深くて陰険で――」

 

「好きだったんですよね?」

 

恭一のネガティブな答えに、思わず聞き返すたまき。

 

「そういうところが可愛かったんだ」と答える恭一。

 

一番好きだったのは、俺のことを物凄く好きになってくれたところだと、自分の身勝手さを笑う恭一。

 

「貴方じゃ駄目だ」と言われて、あっさり終わってしまったと、別れた理由を話す。

 

どんなに努力しても、相手の気持ちに釣り合わなかったのだと。

 

「恭一さんがダメだったんじゃなくて、その人が、恭一さんを好きになりすぎたんですね」

 

あまりにも相手を好きになりすげると、自分の形が保てなくなると思うと、たまきは答えた。

 

「もし、もう一度その人に会えたらどうしますか?」ときくたまきに

 

恭一は「会いたくないよ」と答えた。

 

たまきは「前の人との失敗を繰り返したくなくて、聞いておきたかった」と言い、

 

母親に会って欲しいと頼んだ。

 

恭一は快く承諾した。

 

ストーカー事件

 

ようやく、気持ちも落ち着いてきたその矢先、再び意外なことから「今ヶ崎」の名を耳にする。

 

それはたまきの口から出たものだった。

 

たまきは最近非通知の無言電話や、跡をつけられているなどの、ストーカーに悩まされていた。

 

それを今ヶ瀬に相談していたのだ。

 

今ヶ瀬の名前を聞いて動揺する恭一。

 

思わずその衝動で、乱暴にたまきを抱いてしまう。

 

今ヶ瀬はたまきのストーカーを追っていた。

 

ちょうど、尾行しているところ、たまきが婦人科のクリニックから出てきた所でハッとして、

 

ストーカーを追うのが遅れてしまう。

 

ストーカーはたまきと接触し、今ヶ瀬が追いついた時には、たまきは階段の下に突き落とされて気を失っていた。

 

今ヶ瀬は、すぐに助けなくてはと思ったが、動けなかった。

 

再会

 

恭一が慌てて病院に駆けつけてきた。

 

たまきは幸い軽い怪我ですんだ。

 

たまきは恭一に抱きしめられながら、今ヶ瀬が駆けつけてくれて助かったと話した。

 

病室を出ると、今ヶ瀬が廊下のベンチに座っていた。

 

恭一に気が付くと、立ち上がり

 

「ご無沙汰しています…先輩…」

 

「すみません…俺…」

 

今ヶ瀬のおかげで軽い怪我で済んだと礼を言う恭一に、今ヶ瀬は何かを言いよどんでいた。

 

「俺を愛人にしてもらえませんか」

 

恭一のマンションで、二人は対峙していた。

 

今ヶ瀬が、たまきが妊娠しているのかと誤解し、「どうにかなっちゃえ」と思って、体が動かなかったのだと告白した。

 

大事には至らなかったから、もういいと返す恭一。

 

今ヶ瀬は恭一と別れた後、何も感じなく、全く何もなくなってしまったと言う。

 

そして、恭一がたまきと結婚するかもしれないと聞いて、

 

「貴方の愛人にしてください」と懇願した。

 

恭一はそれをきっぱりと撥ねつける。

 

「俺じゃ駄目だと、おまえが言ったんだろ」

 

恭一は自分は同性愛者じゃないと言い、今ヶ瀬が感傷的な情に浸っているだけで、そんな恋愛ならくだらないと、

 

今ヶ瀬の想いをバッサリと切って捨てた。

 

「俺がどんな思いでいたかなんて、ゲイのお前には絶対にわからない‼」

 

「もう、うんざりだよ…!」

 

冷めきったコーヒーを入れ替えに立ち上がる恭一。

 

顔を覆って、泣く今ヶ瀬は、ふとパソコンテーブルの隅に灰皿がまだ置いてあることに気が付いた。

 

熱いコーヒーに入れ替えてきた恭一に、今ヶ瀬は気を取り直して、再び「愛人にしてくれ」と頼む。

 

「いらない」とすげなく断る恭一。

 

「最初から、出会った時から、そう言ってくれたらよかったのに」

 

もう、遅い、貴方のせいで、全てを失ったと恭一を責める今ヶ瀬。

 

「貴方が…死ぬほど好きなんです…‼」

 

「知ってる…」

 

「5秒だけ、ハグしてくれませんか」と懇願する今ヶ瀬

 

恭一は冷たく今ヶ瀬を見ていた。

 

もう、これ以上の懇願のしようがないと思い、

 

満足したと言って、帰ろうとする今ヶ瀬。

 

最後に「5秒でいいから、ハグしてくれないか」と哀願するが、

 

恭一は冷たい目で今ヶ瀬を見据えて「案外つまんないことしか、いわなかったな」と蔑んだ。

 

万策尽きた今ヶ瀬は、逆ギレし、

 

「あんたのことなんか全部忘れて、もっとマシな人生、やり直しますよ‼」

 

と捨て台詞を吐いて、玄関を出ようとしたとき、恭一が引き留めた。

 

力づくで今ヶ瀬を乱暴に抱く恭一

 

「さわるな!」と恭一を殴ると、恭一は倍にして今ヶ崎を平手で打ち返した!

 

今ヶ瀬を担ぎ上げると、乱暴にベッドにほぅりだし、パンツを引き下ろした!

 

「やめてください!こんな!女の匂いの染みついたベッドで…‼」

 

「――どうなるか、分かっていて、出てったくせに」

 

恭一は欲の塊となって、今ヶ瀬を四つん這いにして突き上げた――‼

 

ピロートーク

 

夜中に目を覚ました今ヶ瀬は、テーブルの上のたまきの髪留めのゴムを見つけてムカつき、

 

その勢いで、恭一の毛布を剥ぎ、バックを攻めた。

 

恭一があまりにも素直に、身を任せたことに拍子抜けする今ヶ瀬。

 

「イッた後って、すごく冷める」と言い、このタイミングで別れられるかなと思うけれど、

 

その後、ぶり返しの波が来て、もっと、深みにはまってしまう…と枕に突っ伏した。

 

「俺、結構健闘しましたよね?」

 

「…でも、もう、疲れた…」

 

今ヶ瀬は、仕事でへこんだ時、恭一がいてくれたら心底いいのに、

 

「そんな人生なら、なんだって、耐えられるのに…」と…。

 

「――彼女と別れてください…」

 

それに対する恭一の答えは――…。

 

『俎上の鯉は二度跳ねる』ネタバレ・感想

 

思わぬタイミングで、再び今ヶ瀬が登場‼Σ(・ω・ノ)ノ!

 

そういえば、たまき達と飲んだ時に、今ヶ瀬はたまきに名刺を渡していましたね。

 

恭一と今ヶ瀬の言葉の応酬が、スゴイですねー!(^▽^;)

 

「愛人にしてください」と非現実的な懇願をする今ヶ瀬を冷たい視線で見続ける恭一。

 

諦めたと思ったら、

 

再び「愛人にしてください」と繰り返すしぶとさ‼∑(-x-;)ナ、ナニッ?!ちょっと、クドイわッ‼ヾ(。`Д´。)ノ彡☆

 

そして再び出てきた灰皿。

 

クライマックスでも、出てきますよ~❕

 

まとめ

 

二人の会話のやり取りが見どころのでした。(・ω・)b

 

言葉の応酬の場面もさることながら、ピロートークの場面が、なかなか面白かったです(゚∇^d) グッ!!

 

“ネコチャンネル”だとか、恭一がたまきの作った手料理を食べて、それが恭一の血や肉になってしまう事にまで、

 

嫉妬してしまう今ヶ瀬って、やっぱり、かなりの粘着質…。(-。-;)

 

 

 

 

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